日本の学校制服は、ブレザーにシャツ、スカートやスラックス、またセーラー服や詰襟(学ラン)が一般的です。色も、黒や濃紺、深緑色といった落ち着いた色合いが主流です。近年では、ジェンダーの観点から女子生徒もスラックスの選択ができるようになってきています。
海外でも制服を導入している学校は多く、その国独自のデザインや伝統的な民族衣装を採用しているところもあります。
ここでは、3カ国の制服事情についてご紹介します。
1.アメリカ
アメリカの学校といえば、海外ドラマや映画の影響から、服装は自由なイメージがあるのではないでしょうか。たしかに、かつてのアメリカで制服を導入しているのは限られた私立学校だけで、メジャーではありませんでした。しかし、1990年代に起こった、生徒が学校に着てきた高級ジャケットをめぐる殺人事件をきっかけに、経済格差に起因する盗難やいじめトラブルを防ぐ観点から、制服を導入する学校が増えています。
制服がない学校では、基本的に服装は自由とされていますが、学校生活にふさわしい服として、ドレスコード(服装規定)が設けられています。
たとえば、露出の多い服装や、好ましくない言葉・イラストの入った服装を禁止しているところもあるようです。
2.中国
中国には、小学校から高校まで制服があり「校服」といいます。「校服」は日本の制服とは大きく異なり、ほとんどが、体育の授業で着るようなジャージ風のもので、夏服と冬服があります。
3.韓国
韓国の中高生の制服は、ブレザースタイルが主流です。
最近では、韓国の「ファッション」といってもいいほど、デザイン性が向上し、青や黄色、ピンク、またその色合いを組み合わせたチェック柄など、カラフルな制服が登場しています。
世界を見ても制服が一般的になってきているようです。
日本の当たり前が世界のスタンダードになりつつ
あるみたいですね?